長川研究室では、光触媒材料の開発を軸に、様々な基礎・応用研究に取り組んでいます。
光触媒(半導体微粒子)の研究は、発見から半世紀以上経ちますが、未だに明らかになっていないことがたくさんあります。当研究室では、光触媒粒子における電子の状態や動きを、実験的に捉えて解明することを目指しています。
開発した材料は、エネルギー・環境問題の解決を目指した反応に活用します。当研究室では特に、廃棄物のケミカルリサイクルを目的とした「光改質」や、純水を水素と酸素に分解する「水分解」への展開を試みています。

研究テーマ

・腐食、欠陥を活用した光触媒合成
・新規光触媒及び合成プロセスの開発
・「光改質」「水分解」による水素製造
・光触媒反応における電子移動メカニズムの解明

配属を考えている方へ

 研究では、次のような能力が求められます。
・研究の背景を理解して、課題を見つける
・課題を解決する方法を考え、実行する
・結果を論理的に考察して、仮説の検証を繰り返す
・研究で得られた事実を、相手に合わせて伝える
 これらの能力は、研究職に限らず様々な業界で求められます。皆さんには研究室での生活で、これらの能力を鍛えて、将来に活かして欲しいと考えています。
 しかし、人には得意と苦手があるものです。それぞれの得意を伸ばし、苦手を補うために組織があります。研究室では苦手な部分をフォローするので、思う存分自分の得意を発揮してください。

所属

茨城大学 学術研究院応用理工学野
・工学部 物質科学工学科
・理工学研究科 量子線科学専攻
・カーボンリサイクルエネルギー研究センター
〒316-8511
茨城県日立市中成沢町4-12-1
茨城大学 日立キャンパス N6棟
301 実験室, 302 学生居室, 304 教員居室